Mar 22, 2011

春のシンポジウム「イノベーションは学びのプロセス」

ご応募の受付を締め切りました。ご応募された皆様にはお返事をお送りしておりますので、ご確認をお願いいたします。(ご登録いただいたメールアドレスが間違っており、ご連絡が届かない場合があります。)
東日本大震災が生んだ未曾有の悲劇に、私たちは打ちひしがれ、先の見えない未来にたとえようもない不安を抱いています。ひとりひとりが、被災者の悲しみと苦しみに思いを馳せ、祈り、自分に何ができるかを問い続けていることでしょう。

私たち、東京大学i.schoolもその例外ではありません。私たちが今、できることは何か。それは私たちがこれまで思考し、実践してきた取組みを、絶やすことなく進めていくことだと考えます。それは人間・社会をまん中に置き、希望に溢れた社会・文化を育む創造活動 = イノベーションを生む機会、その実現を率先する人材を輩出することです。

そしてその最初の一歩を踏み出します。是非、ともに未来に向けて歩み始めましょう。

春のシンポジウム

イノベーションは学びのプロセス

Innovation as a learning process

 

※ 基調講演者を原研哉氏(武蔵野美術大学教授、グラフィックデザイナー)に変更いたしました。これに伴い、同時通訳の提供を取りやめ、日本語のみの進行とさせていただきます。予め、ご容赦ください。

あなたが果樹園のオーナーになったと想像してみてください。ひとつひとつの果実の善し悪しと、それを実らせる果樹の生育はどちらが大切でしょうか。答えが後者であることを否定する方は多くないことでしょう。では、この喩えが企業活動に置き換えられたら?「ひとつひとつの果実」か、それとも「実りの多い樹木」か…。簡単に答えが出せないのではないでしょうか。むしろ、日ごろ重視されるのは前者だと答える方も多いことでしょう。

「春のシンポジウム」では、意外にも、ビジネスの中でこれまで光が当たりづらかった後者の課題、すなわち「イノベーションを実らせる人材及びその育成」を扱っていきます。そこで、実務家として、また、教育者として多くの業績を打ち立てられ、日本を代表するデザイナーとして名高い、武蔵野美術大学教授・原研哉氏を招いて、デザイン教育を通じたイノベーター育成についてご講演いただきます。

また、この講演を受けて、イノベーション教育・人材を議論する、パネルセッションを開催します。パネルセッションには、原研哉氏に加え、多摩大学大学院の紺野登教授、i.schoolエグゼクティブディレクター 堀井秀之教授が加わります。また、人間・社会を起点としたイノベーション研究教育の第一線に携わる田村大が、新しい時代を見据えた進行役を務めます。

負の未来イメージを押しやり、幅広い未来の可能性を見出し、新たなチャレンジの第一歩を踏み出しましょう。皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。

日時>2011年4月10日() / Date and Time>April 10, 2011

12:30 受付スタート / 12:30 Start registration

13:00シンポジウムスタート / 13:00 Start symposium 15:40終了 / 15:40 Close symposium

15:40 – 17:00 レセプションパーティ / 15:40 – 17:00 Reception Party

会場>東京大学 福武ラーニングシアター / Venue>Fukutake Learning Theater, Hongo Campus, The University of Tokyo

→ access

参加>どなたでも参加できます。参加費無料。 / Attendance>Anyone can attend, free of charge.

言語>日本語。 / Language>Japanese only (Simultaneous interpretation service NOT available)

参加お申込み>本Webサイトの申込みフォームよりご登録ください。後日事務局よりメールにてお返事いたします。先着順。定員(180名)に達し次第、受付を締め切ります。 / Registration>To sign up, please click on the RSVP (申し込み)tab, and fill in the format. Up to 180 persons, we will receive the entries in order of arrival, and will confirm the acceptance by email within a few days.

お申込み受信後、メールにてご連絡をいたします。ご連絡には数日を要しますがご容赦ください。We will send you a confirmation mail in a few days after receiving your sign-up.

お問い合わせ>

シンポジウムに関するお問い合わせは

Contact Usのフォーム

またはメールにてinfo<at>ischool.t.u-tokyo.ac.jp

までお願いいたします。

Inquiry>If you have any questions regarding to the events or i.school, please contact us through the contact form, or just send an email to info<at>ischool.t.u-tokyo.ac.jp.

講演者・進行> / Speakers and Moderator

  • 原研哉

    1958年生まれ。グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学教授。2002年より、無印良品のアートディレクションを担当。「もの」ではなく「こと」のデザインを志向している。デザインという語の意味を問い直しながら世界各地を巡回し、広く影響を与えた「RE-DESIGN」展(世界インダストリアルデザインビエンナーレ、インダストリアル・グラフィック両部門大賞、毎日デザイン賞受賞)をはじめとして、「HAPTIC」「SENSEWARE」など既存の価値観を更新するキーワードを擁する展覧会を制作し世界に巡回。また、長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを展開した。AGF、JT 、KENZO などの商品デザインのほか、松屋銀座リニューアル、森ビルVI、梅田病院サイン計画などを手がける。一連のデザイン活動によって日本文化デザイン賞ほか受賞多数。著書『デザインのデザイン』(岩波書店、2003年)は、サントリー学芸賞を受賞。同書は中国・韓国・台湾語に翻訳された後、大幅な増補を加えた英語版『DESIGNING DESIGN』(Lars Muller Publishers, 2007年)を出版、世界に多くの読者を持つ。

  • 紺野 登

    多摩大学大学院教授(知識経営論)、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)特別招聘教授。一般社団法人 Japan Innovation Network代表理事、KIRO株式会社(Knowledge Innovation Research Office)代表。日建設計顧問。知識経営変革、ナレッジマネジメント、知識産業における事業開発、デザイン経営戦略やリーダーシップ・プログラム、研究所などのワークプレイス戦略等、実務に即した知識経営研究と実践を行う。最近は知識創造の場の研究、フューチャーセンターに関するイニシアティブ(Future Center Alliance Japan)を行っている。著書に「知力経営」(1995、ベストグローバルビジネスブック賞)、「知識創造の方法論-ナレッジワーカーの作法」(2003)、「知識創造経営のプリンシプル-賢慮資本主義の実践論」(2012)(以上野中郁次郎氏との共著)、「知識デザイン企業」(2008)、「ビジネスのためのデザイン思考」(2010)「利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか(目的工学)」(2013)などがある。

  • 堀井 秀之

    堀井 秀之(ほりい ひでゆき) i.school エグゼクティブ・ディレクター/(一社)日本社会イノベーションセンター(JSIC)代表理事、東京大学名誉教授。
    1980年東京大学工学部土木工学科卒業、ノースウェスタン大学大学院修士課程・博士課程修了、1996年より東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授。専門は社会技術論、イノベーション教育論。2009年よりイノベーション教育プログラム、i.schoolをエグゼクティブ・ディレクターとして運営し、新しい製品、サービス、ビジネスモデル、社会システム等のアイディアを生み出すことのできる人材を育成。2016年に一般社団法人日本社会イノベーションセンター(Japan Social Innovation Center, JSIC)を設立。政府、企業とi.schoolの学生・修了生が協働して社会イノベーションを推進する活動を通じて、実践的な教育機会を提供することを目指している。2018年に東京大学を退職。著書「問題解決のための『社会技術』」、「社会技術論:問題解決のデザイン」など。

  • 田村 大

    株式会社リ・パブリック共同代表。
    東京大学i.school共同創設者エグゼクティブ・フェロー。北陸先端科学技術大学院大学客員教授。

    1994年博報堂に入社。以降、デジタルメディアの研究・事業開発等を経て、同社イノベーションラボに参加。同ラボ上席研究員を経て2013年に独立、株式会社リ・パブリックを設立。福岡市のイノベーション基盤づくり事業「イノベーションスタジオ福岡」の創設を始め、国内外でイノベーションを持続的に起こす環境の設計・実装を進める。現在、福岡を拠点に、九州発の文化を海外に発信するプロジェクト・『UNAラボラトリーズ』を主宰。新しい地域デザインのあり方を模索している。

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