Feb 28, 2014

**inno-talk**「Olin College: An Ongoing Experiment in the Future of Engineering Education」2014.3.8.

参加募集を締め切りました。ご応募いただきました皆様にはメールにてご連絡をしております。メールのご確認をお願いいたします。

i.schoolでは少人数でレクチャーとディスカッションを楽しむイベント<イノトーク>2013_14年度第7回を開催します。今回のイノトークは、「Olin College: An Ongoing Experiment in the Future of Engineering Education」と題して、Debbie Chachra オーリンカレッジ准教授がプレゼンテーターを務めます。

オーリンカレッジ(米国)は、工学教育に新たな姿を提示し、「ここ数十年の工学教育の中で最も野心的な実験」と評価されています。「エンジニアをイノベーションの専門家として再定義したい。イノベーションの専門家は、人間と社会のニーズへの配慮、エンジニアリング・システムの創造的デザイン、企業の努力と社会貢献活動(フィランソロピー)による価値の創造のすべてを包含する」という意欲的な抱負を掲げる同校の取組みについて解説していただき、次世代に果たすべき大学の役割を議論します。

日時>
2014年3月8日(土)
開場:15:00
本編:15:30-17:30

会場>
東京大学本郷キャンパス伊藤国際学術研究センター
ギャラリー1(地階) →Map

講師>
Debbie Chachra オーリンカレッジ准教授
http://www.olin.edu/faculty/faculty_profile.aspx?FacultyId=8

定員>
30名程度

言語>英語(通訳はありません。)

参加>参加料無料。東京大学在籍の学生、教員に限らず、どなたでもご参加いただけます。
本プログラムは同日東京大学にて開催されるシンポジウムのセッションの関連プログラムです。イノトークのみのご参加もお受けします。

参考情報>
オーリンカレッジについて(平成25年度科学技術白書より)

http://www.olin.edu/
開学からわずか約10年の米国の工学系大学フランクリン・W・オーリン・カレッジ・オブ・エンジニアリング(以下オーリンカレッジという)が注目されている。米国において「ここ数十年の工学教育の中で最も野心的な実験」と評されるなど、工学教育に新たな姿を提示している。オーリンカレッジは、学生数が各学年で80人程度と極めて小さい大学であるが、その教育は従来の大学における教育とは大きく異なる。同校は「エンジニアをイノベーションの専門家として再定義したい。イノベーションの専門家は、人間と社会のニーズへの配慮、エンジニアリング・システムの創造的デザイン、企業の努力と社会貢献活動(フィランソロピー)による価値の創造のすべてを包含する」という意欲的な抱負を掲げている。 具体的なカリキュラムの特徴としては、全科目のうちの半分程度を、現実的問題を対象とする、特定分野の知識に偏らない包括的な、学際的なチームによる課外解決型学習(PBL)を取り入れるなどアクティブラーニングが徹底されていることや、技術的可能性を理解する工学だけでなく、人々の欲求を理解する芸術・人文社会科学、ビジネスとしての成立可能性を理解するビジネス教育がなされるなど学際性を重視し、その上で創造性、イノベーション、デザインの実現が志向されている。

さらに、4年次には、一連の教育の総仕上げとして、SCOPEと呼ばれる産学連携の課題解決型学習が必修科目として行われる。これは、多様な分野の学生でチームを組み、企業等が提示する課題に対して、学生自身が計画を立ててプロジェクトを進める。プロジェクトの実施に当たっては、活動資金として参加企業が1つのプロジェクトに対して5万ドルを負担するとともに、企業担当者が学生と定期的に連絡・調整するなど、密接な産学連携がされている。学生側も、プロジェクトコーディネータと呼ばれる調整者、予算管理者、安全・倫理担当者、技術リーダーを置いて取り組み、特定分野の研究や試作ではなく、現実社会にある課題をテーマに、ニーズ把握や提案、市場調査、技術的研究、新製品のデザイン、既存製品の改良、ビジネスとしての成立可能性の分析まで、幅広い活動を展開する。企業側の負担は小さくないが、自社で技術者を雇用するよりコストが安く抑えられる上に、優秀な学生と接点を持つ機会となり、技術者としての採用につながるケースもあるという。

このような取組の必要性はこれまでも言われ実現されなかったが、オーリンカレッジが1つのカリキュラムとして実現してみせたことが、米国において注目される理由となっている。

  • Debbie Chachra

    Dr. Chachra is passionate about working with undergraduate students and about improving engineering education. She is currently collaborating with Olin students to study biological materials, including the polymer nest cell linings of Colletes bees. She is concurrently involved in research on the undergraduate engineering experience. Her primary project is an investigation of self-efficacy in first-year, project-based design courses, with an eye towards improving these experiences for students at Olin and beyond. She has also studied and published on other aspects of the student experience, including studies of persistence and migration (why students stay in engineering or choose to leave), as well as differences in the engineering experience between male and female students.

    Prior to joining the faculty of Olin College, Dr. Chachra was a postdoctoral associate at MIT in the Department of Materials Science and Engineering. She joined MIT from the University of Toronto, where she received her master’s degree and Ph.D. in materials science. Dr. Chachra has a bachelor’s degree in engineering science, also from the University of Toronto. She was a recipient of a National Sciences and Engineering Research Council of Canada postdoctoral fellowship and a Medical Research Council of Canada graduate fellowship, as well as numerous other honors for her research and publications. In 2010, she received an NSF CAREER Award in support of her research on engineering education.

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